自覚的なものがほとんどで、頭痛、頭重感、胸痛、動悸、胸部圧迫感、発汗異常、手足の冷え、めまい、疲労感、息切れ、胃部膨満感、食欲不振など、症状は多彩で、思春期から40歳代の女性に多いのが特徴です。
よく、気の病(やまい)だということで、精神安定剤などを処方されていることが多いのです。また、先に述べた、更年期障害とオーバーラップしていることもあります。
しかし、交感神経と副交感神経のバランスが取れないために、こういう症状がおこるので、精神安定剤やホルモン補充療法などは、原因からかなりずれた治療で、なかなか治りづらいものです。
治らないものだから、医者は次々と薬を重ね合わせていき、結局は薬漬けになってしまい、それらの薬の副作用によって、いっそう深みに落ち込み、あげくの果てには、いかがわしい新興宗教にまで走ってしまうケースもあるくらいです。
しかし、経絡を考慮した瀉血療法で、ごく短期間で完治する例が非常に多いのです。