「たった2分の運動でも大切!!」と私がいっているのではなく、心・血管病大国アメリカの心臓協会(AHA)年次集会2018年11月10~12日で発表されたのです。Journal of the American Medical Association(JAMA)」11月12日オンライン版に載っています。運動は10分以上続けるよう、アメリカの身体活動ガイドラインではすすめられていたのですが、最も新しいガイドラインでは、たった2分の歩行ですら、健康に役立つとしたのです。徹底した車社会のアメリカでは、人はほとんど歩かないので、AHAはこのような極端な警告を発したのです。
しかし、有酸素運動だけが役立つわけではありません。筋力トレーニングなどのレジスタンス運動にも効果があります。週に1〜3回、 または60分未満のレジスタンス運動を行った人では、全く行わなかった人と比べて、心・血管系の病気の発生率が40〜70%も低いのです。 *「Medicine & Science in Sports & Exercise」10月29日オンライン版 しかし、やり過ぎも危険です。週に130〜140分を超えると、かえって、死亡率があがります。 * [Muscle-strengthening activities are associated with lower risk and mortality in major non-communicable diseases: a systematic review and meta-analysis of cohort studies] Br J Sports Med 2022 Feb 28;