喫煙だけは、是非お止めになるべきです。上腕血圧(つまり、腕ではかる普通の血圧)が正常でも、喫煙者は中心血圧(大動脈起始部の血圧)が高いのです。それは、循環器疾患のリスクになります。タバコを吸っていても、血圧は正常だと、たかをくくっていては、命取りになるのです。さらに、禁煙を実行しても、5年後にやっと、中心血圧は有意に低下するのです。それほど、禁煙は循環器系に悪影響を及ぼします。特に、タバコのニコチンはマグネシウムを消耗させます。最初に書きましたように、マグネシウムは血圧を改善するには最も重要な、基本中の基本のミネラルの一つです。