特に女性に多く、立ち仕事に従事する人がかかりやすいのですが、もちろん男性患者さんもおられます。原因は静脈の弁がうまく機能せず、右図のように血液が逆流して滞り、脚の静脈にたまることによります。(左図の静脈は正常です)。
まず、予防が大切です。基本は普段からよく歩き、ふくらはぎの筋肉を鍛えておくことです。下肢の血液は、ポンプのような働きをするふくらはぎ(腓腹筋)によって上へ押し上げられるからです。それと、血管を丈夫にするサプリメントを常日ごろから摂り、未病のうちに静脈瘤の発生を防いでください。また、体重を適正なものに維持することも非常に大切です。
しかし、このページをお読みになっている人の中にはかなり進行してしまった方もおられることと思います。静脈瘤の自然治癒というのは、まれですので、ひどい場合は迷わず手術を受けたほうが賢明です。最近の治療法はすすんでおり、レーザーや高周波を用いた「血管内焼灼(しょうしゃく)術(ETA: Endogenous Thermal Ablation)」が行われ、日帰りで可能です。つまり、手術当日に歩いて帰ることができるのです。健康保険がききます。しかし、まずは予防です!! 予防に勝る治療はないのです。
三つの効果的なサプリメントを紹介します。