スイスはレマン湖畔の5星ホテル「 モントルー ・パレス」内にあるメンギー博士の治療は月曜日から始まり金曜日に終わります。通常、午前に2人~3人、午後に2~3人しか診察できません。一人あたり、十分に時間をかけるためです。流れは下記です。
(1) 詳細な問診から始まります
主訴は当然ですが、既往歴、家族の病歴、摂っている薬やサプリメント、食事のあり方、具体的な職業、スポーツを行っているかどうか、喫煙・飲酒、睡眠時間と質、その他、詳細な生活習慣。これらをくつろいだ診察室で問診されます。
(2) エネルギーレベルの検査
患者さんの生きた細胞がつくりだす微細な電磁場を測定し、患者さんがもつからだ全体のエネルギー状態(これをエネルギー資本と呼びます)を把握します。そして、そのエネルギーの体内の分布状態、またどのようにリサイクルされているかを調べます。宇宙飛行士の健康状態を把握するNASAの最新のプログラムも使われているようです。
(3) 生物学的年齢の計算・細胞の毒性レベル・体液の「酸=アルカリバランス」のチェック
例えば、1960年生まれの人は、2020年には暦のうえで60才にはなりますが、老化が進んでいる人は、生物学的には70才や78才、さらに82才といった状態の人もときどきおられます。これを生物学的年齢と呼びます。 飲酒、喫煙、そしてさまざまな汚染物質で細胞が毒され、体液の酸塩基平衡が崩れていると、生物学的年齢が増してしまいます。生物学的年齢をできるだけ若くしましょう。そうすると、健康寿命が長くなるのです。
(4) 個々の臓器の詳しいマッピング
これによって、将来おこりうる病気の正確な予想が立てられます。
以上、1)~4)の結果をふまえて、5日間の治療プログラムがたてられ、今後半年間のサプリメント(ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、ハーブなど)が処方されます。また、症状によってはホメオパシーの薬も出されることがあります。
Bioresonance Therapy
▸指から放射される生体エネルギー
このクリニックの特徴の一つは、患者さんひとりひとりがもっている「生体のエネルギー」、東洋医学で言えば「氣」、を特殊な検査法で検出し、また視覚化してくれることです。
原因不明の疲労感に悩まされている人は非常に多いものです。それは、細胞そのものが傷ついていたり、癌化していないにもかかわず、細胞同士のコミュニケーションが悪い場合に起こります。それを「Bioresonance Therapy」で調整し、正常化します。Bioresonance Therapyとは、しいて訳せば、生体共振療法とでもなるでしょうか。
すべての物質は固有の波動をもっています。いいかえれば、振動しているわけで、その物質が小さくなればなるほど、波としての性質を帯びてきます。成人の細胞の数は40兆といわれています。それらがすべて固有の振動数で共鳴しあって、生理活動を行っています。その共鳴の仕方が狂ってくることが、病気発症の大きな一つの原因です。したがって、外部から正常な波動を与え、「未病」のうちに、病気を予防します。10種類のほどの器械を使い、適切な波動を計算します。
Biological Terrain Assessment
文字通り訳せば、「生物学的地形アセスメント」となりますが、これでは何のことかわかりません。生物学的Terrain (地形)という一言で、「体内で細胞が地形のように形作る環境」を表現しているのです。これを血液、尿、唾液の三つを検体とし、それを解析し、pH、酸化還元電位、電気抵抗をネルンスト方程式によって評価します。
(1) Injection 1 -Catalysis Dietary Minerals (oligoelements) 触媒性食物ミネラル(オリゴエレメント)
哺乳動物が生きるためには、20種類以上の微量元素ミネラルが必要です。 おのおののミネラルは、酵素の触媒部位を活性化するための機能を有しています。 これらの必須微量元素は、酸化還元プロセスにおいて非常に重要な生物学的役割を果たします。タンパク質は 特定の方法でオリゴエレメントを認識して結合し、その貯蔵を保証し、残りを必要な生物の特定の部位に輸送します。主なオリゴエレメントは、亜鉛、銅および鉄ですが、合計26のミネラルが使用されます。
(2) Injection 2 – Revitalizing Therapy 再活性化療法
患者さんひとりひとりの代謝と免疫システムに応じたテーラーメイドの注射液を混合し、筋肉注射を行います。植物幹細胞が使われることがあります。
(3) Injection 3 – Detoxification 解毒注射
解毒、ドレナージ、抗酸化は、細胞の正常な働きに必要です。さまざまな汚染物質、微生物、老化プロセスによって変性してしまった細胞膜における、イオン交換機能を再活性化することを目的とします。数種類の静脈注射は相乗的に働き、細胞レベルでの活性化と解毒が行われます。
以上の説明でおおよそのことがおわかりになったはずです。すでに病気になってしまった人、未病のうちに深刻な病を予防したい人、家系的に癌や糖尿病のある人、健康だがますます健康でありたい人、アンチエイジング医療を受けたい人、赤ちゃんをつくれる体質に変わりたい人、—- 子供から老人まで、男女問わず、だれしもが受けることができる安全な治療なのです。
この治療は、現在、日本やアメリカで行われているアンチエイジング医療とは非常に違っています。まず、日米のクリニックでは基本となる「解毒」が十分に行われていません。EDTAを使ったキレーション療法(一種の解毒療法)を行うクリニックはあることはありますが、それに重点はおかれていません。そして、最も大切な、目には見えない、細胞のエネルギー状態に関してはまったく無知です。ひたすら成長ホルモンや性ホルモンを補おうとします。しかし、それは非常に危険なことではないでしょうか。
ヒト成人の細胞の数はおよそ40兆個です。これら膨大な数の細胞が、互いにコミニュケートしながら、部位によって速度はある程度違ってはいるものの、全体としてのバランスと調和をとりながら、徐々に老化していきます。
たとえば日米のアンチエイジング・クリニックでもっとも使われる成長ホルモン。これは脳下垂体前葉から分泌されますが、その分泌が減ったからといって、成長ホルモンだけを補えばどういうことになるでしょうか? 他の数十種類以上のホルモンとのバランスは崩れはしないでしょうか? いまだに存在や機能が知られていないホルモンは数多く存在するはずです。
筋肉で例えれば、特殊な運動で、左の上腕二頭筋だけを巨大に膨らませたボディビルダーです。片腕だけが大きいシオマネキのようで、異様すぎて、絵になりません。若返りのために成長ホルモン、更年期障害のために女性ホルモン、セックス強化のために男性ホルモンと補っていくことは、部分的に筋肉が増えていく状態に例えて視覚化すると、その愚かさと危険がよくわかるはずです。
スイスの細胞活性療法の歴史的先駆者はポール・ニーハンスというスイスの医学博士です。もう70年以上も昔、移植の専門家であったニーハンス博士は、副甲状腺を誤って切除されて激しい痙攣をおこしている患者に、子牛の副甲状腺を細かく刻んで生理食塩水に溶かしたものを皮下に注射しました。すると、患者は一命をとりとめただけでなく、90歳近くまで元気に生きたのです。この幸運な発見から、ニーハンス博士は、老化した細胞は若い細胞の刺激によって活性化されることを見出し、細胞の活性化治療に専念し始めます。
そして、1955年、瀕死の床に横たわるローマ法王ピオス12世を蘇らせ、それによってニーハンス博士の名はヨーロッパじゅうに知れ渡ることになるのです。もっとも、こういった医療の原型は古代エジプトにまでさかのぼることができ、世界最古の医学文書といわれるエーベル・パピルスにまで記載されています。
この流れを汲んで、漢方医学、アーユルヴェーダ医学、ロシアの波動療法、ホメオパシー、アロマセラピーなどを統合させた治療は、おそらく世界で最も進んだものかもしれません。
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